いぬわし書房「3時間集中創作講座」開催のお知らせ
たった三時間の、わずか一回限りの、しかし、その分だけ中身の濃い、私の講座を受けることによって、文学的な文章力を素早く身につける最短距離を確実に得られるばかりか、何をどう書いていいのか迷っているうちに多くの歳月を無駄にし、あげくに、自分にはそのための才能がないと勝手に決めつけて、すっかり諦めてしまったあなたが、がらりと一変し、目からうろこの印象を強めて、すぐさまペンを執ること請け合いです。
それというのも、文学的才能なるものが過大に評価され、あたかもそれなしでは一行たりとも書けないという、誤った先入観に妨げられているからです。
あなたが自分には才能がないと判断した根拠と理由はいったい何でしょうか。書き言葉すらすらと出てこない、もしくは、第三者に感動を与えられるほどの経験や体験がないと、せいぜいその程度ではないでしょうか。
あなたが書けないのは、文章力を高めるための、より具体的な方法を知らないからで、机に向かっているだけで素晴らしい言葉とイメージが湧き出てくるというとんでもない錯覚のせいで、そして、体験や経験に頼らずともおのれの内部に密かに眠っている素晴らしい物語の鉱脈の掘り方に気づいていないからであって、単にそれだけのことであって、ほかの理由などはありません。
言葉の紡ぎ方や語彙の増やし方、あるいはストーリーの展開方法をより具体的に学んだことがありますか。それより何より、芸術というものは、とりわけ文学というものは、苦渋と煩悩によって生み出されるなどという、馬鹿馬鹿しい限りの都市伝説のたぐいの既成概念にとらわれ過ぎて、そのためのポーズを取って見せることなどから始めようとしてはいませんか。
本来、言葉による創作ほど人間らしい芸術はほかになく、しかも、至高の悦楽の境地に浸れる気高い行為はどこにも見あたらないはずです。そうです。面白いのです。売れる作品になるかどうかという程度の低い価値観などいっぺんに吹っ飛んでしまうほどの、理知を具えた生き物としての大いなる喜悦を心ゆくまで味わえて、漠然と思い描いていた、霊魂を具えた稀有な生き物としてどうこの世を生きるべきなのかという、人生の充足の拠り所をしかと得ることができます。
そうした信じられないことがまさに肌で直接実感できる、開眼のための三時間講座となり、「ああ、そういうことだったのか」という呟きを小脇に抱えて、潜在意識のなかで待望しつづけてきた、輝ける精神世界へと、その日のうちに旅立つことになります。
この五十数年のあいだ、幼稚なナルシシズムに毒されつづけてきた既成の書き手たちとはまったく異なるスタンスで、真の文学を相手に真正面からぶつかりつづけてきた私が、確固たる自信という裏付けをもって、その効果の程をここに保証し、期待以上に証明してみせる所存です。
丸山健二
【講座概要】
日 時:2020 年4 月25 日(土)第1 部12 時~13 時30 分・第2 部13 時50 分~15 時20 分
場 所:大町市文化会館 サン・アルプス大町 小会議室
参加費:5,500 円(税込)
定 員:10 名(先着順)
申込先:丸山健二東京事務所「いぬわし書房」 inuwashi.shobo@gmail.com 担当/宇佐美
※同講座は、夏の回(7月頃)、秋の回(10 月頃)も開催を予定しています。詳細は、丸山健二のTwitter および、「いぬわし書房」ホームページでお知らせ致しますが、事前にご予約をご希望の方は上記のメールまでご連絡下さい。
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