つぶやく管理人(2)新刊『ブラック・ハイビスカス』の行方①
長らくお待たせしています丸山健二の新刊『ブラック・ハイビスカス』のことです。
昨年からいろんな方々のご意見をお聞きし、いぬわし書房で今できること、そして出版の新たな可能性を探るべく、現在も模索しています。
資本がほぼないいぬわし書房で、一般流通させて大量返品を食らうことは一発でアウトになりますので、おそらく少部数の限定販売になろうかと思っています。丸山健二が2年の時間を掛けて書き下ろした作品の内容は、これまでに読んだことがないものであることは保証しますが、どのような造本にすれば内容に見合うものになり、読者に納得してもらえるか、が目下の課題であります。
ということで、2月下旬、浅草橋に行ってきました。いろんな問屋を巡り、店員さんに教えを請いながらぐるぐるぐるぐる。そして半日ほど歩き回って入手したのが写真にある3つの素材です。
赤はしっかりとした質感の牛革、アイボリーは毛穴が特徴の豚革、黒は一番柔軟性と伸縮性があって手触りが心地いいゴート(山羊の革)です。どの素材で作っても豪華さがあり、手にもしっくりくるとは思いますが、実際問題、製本できるのか、ということで印刷所さんへ相談しなければなりません。ということで、次回は印刷をお願いしようと思っている藤原印刷さんでの打ち合わせの模様を中心に。
時節柄、みなさんご自愛ください。
管理人
0コメント