第5回文学サロンで取り上げる作品は。

 みなさん、体調いかがでしょうか。大雨が続き、そして猛暑が続くという天候に人間にとっては(動植物もそうでしょうが)なかなか生きにくい日々になっていますね。しかしながら、管理人の出身地は九州なのですが、子どもの頃はもっと冬は寒くて夏は不快指数120%のうだるような暑さのなかで野球に打ち込んでいたことを思うと、この天気の変化についていけないのは歳のせいもあると思っています。加齢によって体が動かなくなった分、頭がもう少し働いてくれるといいのですが、そうそう都合よくはいきませんね。。。

 さて、第5回文学オンラインサロンで取り上げる作品が、たった今決まりましたのでお知らせ致します。

 今回は『いつか海の底に』です。この作品は1998年に文藝春秋から発売され、単行本の帯には「海の愛は殺意を差し招き、陸の絶望は夢を呼び覚ます」というしびれる惹句が付けられています。その後、2017年に柏艪舎の「完本 丸山健二全集5」に収められました。

 八方塞がりの寒村で生きる若者の鬱屈とした姿と、現代の経済至上主義の中でもだえ苦しむ管理人の生き方を重ね合わせて読み返してみたいと思います。

 では、みなさんのご参加をお待ちしています!

管理人

いぬわし書房

作家・丸山健二が主宰する出版社。丸山健二作品や真文学作品の出版、および丸山健二の活動状況をお知らせします。

0コメント

  • 1000 / 1000