第11回オンラインサロンで取り上げる作品は。

 今年も残り少なくなってきました。しかし、なぜ年末になると心がざわつくのでしょうか。世の中が忘年会やらクリスマスなどで沸き立つことも一因だと思っていますが、それらに無関係な管理人は「終わり」という感覚に惑わされているのだろうと勝手に解釈しています。「一年が終わる」「夏休みが終わる」「一学期が終わる」「大好きな連載が終わる」などなど、「終わり」に過度に反応してきた人生でした。そして今「人生が終わる」ということを意識する年齢になってきて思うことは、終わらぬものなどないものにいちいち反応することを終えよう、ということです。

 余談が長くなってすみません。さて、次回11月28日(土)開催のオンラインサロンで取り上げる作品は1972年に新潮社から出版された『黒い海への訪問者』です。作家曰く「この本を読んだ人は少ないだろうなあ」と言っていましたが、ネタは豊富にあるそうですのでお楽しみに!

管理人

いぬわし書房

作家・丸山健二が主宰する出版社。丸山健二作品や真文学作品の出版、および丸山健二の活動状況をお知らせします。

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