つぶやく管理人(7)新刊『ブラック・ハイビスカスの行方』③

 ずいぶんとご無沙汰してしまいました。すみません。

 みなさんも新型コロナウイルスによって少なからず生活への影響があると思いますが、私もまずは健康第一でやれることを淡々とやっていきたいと思います。ということで、新刊『ブラック・ハイビスカス』の進捗状況を報告します。

 昨年の11月、今年の1月と、2回のサイン会会場にて配布したチラシでは新刊の発売日を「今年の春」と銘打っていましたが、すでに梅雨ですね。。。大変遅れて進行しておりまして、誠に申し訳ございません。お待ちいただいております読者のみなさま、心から謝罪致します。

 今後の予定ですが、なんとか今月中、来月頭には販売予約をスタートしたいと思っています。書店販売は望めそうにありませんので、予約期間を2〜3ヶ月は取り、このホームページからお申し込みいただきたいと思っています。

 前回(「つぶやく管理人(3)」)、表装に使用する革を藤原印刷さんにて製本上問題がないか調べていただいているところまででした。結果はOKでした!

 次の段階として、束見本をつくってもらうために表装用の革を求めて再度浅草橋へ行きましたが、なかなか同じような革はありません。本革ですから、一頭一頭の特徴があるのが面白く、魅力的なところですので探し回るしかありません。というのも、私が回ったレザーショップ屋さんでは、この革を大量に仕入れることはほぼないそうで、いつ入荷されるかもわからないとのことでした。数件回って束見本に必要な枚数を揃えてはみたのですが、色を統一することができず、また革の厚みが1.5ミリあり、これではうまく製本できるか難しいところなので、1ミリ以下になるよう革を漉いてもらい、なんとか束見本用として5枚揃えることがでいました。

 なにはともあれ、藤原印刷さんに送ることができました。トラブルが何もなければよいのですが、本番の製本ではおそらく多くの革を探すことになるので、今から革の仕入れについて対策を考えているところです。

 定期的な更新ができずに申し訳ありませんが、今後も見守ってくだされば幸いです。

管理人

いぬわし書房

作家・丸山健二が主宰する出版社。丸山健二作品や真文学作品の出版、および丸山健二の活動状況をお知らせします。

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