第9回オンラインサロンで取り上げる作品は。

 秋も深まって参りました。例年より気温が高く、紅葉の見頃も少し遅れているそうですね。ほぼ東京から出ない管理人は、なかなか秋を感じる機会がなく、秋刀魚で季節を感じていたのですが、今年は高くて食しておりません(泣)。

 さて遅くなりましたが、10月31日(土)第9回の〈文学〉オンラインサロンにて取り上げる作品ですが、『月に泣く』に決まりました。

 1986年に文藝春秋から刊行され、2018年に改稿したものが柏艪舎から「完本 丸山健二全集 09」として発売されています。

 現在、当ホームページでも掲載させてもらっている「【連載】ときめきの鉱脈〈4〉(西日本新聞2020年10月14日朝刊より転載)」には、〈中編「月に泣く」(86年)、「水の家族」(88年)などから始まった詩小説シリーズは記憶の断片が映像的にちりばめられ、緊迫したシーンの連なりが新鮮な印象を残す。〉とあるように、一つのスタイルが確立した作品と言えるでしょう。

 まだまだ外出するには面倒な状況ですので、お時間ありましたらぜひご参加ください。では、当日のサロンにてお待ちしています!

管理人

いぬわし書房

作家・丸山健二が主宰する出版社。丸山健二作品や真文学作品の出版、および丸山健二の活動状況をお知らせします。

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